トップリーグ第5節〔10月6日〕/宗像サニックスvsトヨタ自動車/試合レポート
宗像サニックスブルース vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ
平成30年10月6日(土) 天候:雨のち晴れ グローバルアリーナ【福岡】
13:00キックオフ
【マン・オブ・ザ・マッチ】
トヨタ自動車ヴェルブリッツ:No.15 ジオ・アプロン
宗像サニックスブルース | 対 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | ||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
1 | 0 | T | 3 | 5 |
1 | 0 | G | 1 | 5 |
0 | 0 | PT | 0 | 0 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
7 | 0 | 計 | 17 | 35 |
7 | 合計 | 52 | ||
反則 | ||||
4 | 4 | PK | 1 | 1 |
3 | 0 | FK | 0 | 1 |
11 | 合計 | 3 |
記者会見
宗像サニックスブルース
〔監督〕藤井雄一郎
「今日は有難うございました。」
試合前よりトヨタのフォワードが大きいことは分かっていて、モールでくると予想していた。ペナルティをしないようにとチームで注意していたが、いくつかのペナルティで苦しめられ、結果モールでトライを取られてしまった。
選手たちはコンディションが悪い中よく頑張ってくれたが、同じような形と、やってはいけないペナルティでスコアされたというのは反省としてある。
〔主将〕杉浦敬宏
「本日は有難うございました。」
今シーズンはラインアウトでかなり苦しんでいて、本来の自分たちの強みを生かしたスピードでボールを獲得する事が出来ず、相手の高さで取られた部分もあった。
キックされたあとの帰りだったり、キックしたあとのチェイスが甘いところもあった。そういう部分の判断が、チームのひとりひとりが悪く、あのようなゲームに結果としてなってしまい非常に残念だ。
――風がかなり強い状況で、特に注意した点や反省点などは?
藤井雄一郎 キックの処理の悪さやチェイスの部分で反省点があった。
杉浦敬宏 風が強かったのでラインアウトで前目を選択したが、自分達のテンポで行えなかった。
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
〔監督〕ジェイク・ホワイト
この様なコンデションの中、大変困難な試合だった。前半は自分たちが思い描いていたラグビーが出来た。そして吉田康平選手がフッカーでプレーした事を嬉しく思う。今日はフッカーとしてこんな強風の中、非常に難しい状況だったが、いいスローイングだった。
後半は風上になった事で、それが助けになった試合でもあった。厳しい目で選手たちを見ているが、50点を獲得した事とボーナスポイントを獲得したことは喜ばしい事だ。
〔ゲームキャプテン〕茂野海人
前半、あのような環境の中で自分たちが思っていたラグビーが出来た。ただボールを持ち過ぎでターンオーバーされたりする部分は、改善すべき点でもある。
後半は自分達のミスから危険な状況になってしまったりしたので、そこはしっかりキープするべく修正したい。ブレイクダウンでのプレッシャーをすごく感じたので、その部分も修正したい。
――ボールを持ち過ぎた点があったということだが、それは茂野選手のタイミングが合わなかったという事か?
茂野海人 キックに蹴れる状況まで持って行けなかったという場面もあったし、スキルセットの部分で細かいミスが多かったということもある。
――今日はキャプテンの姫野選手が欠場という非常に困難な状況を、チームとしてどのように乗り越えようとしたのか?
ジェイク・ホワイト 今日は姫野選手がいない中、大変苦しかった。特に今日の様な試合は姫野選手にピッタリの試合だと思う。前半は風下でボールをキャリー出来る選手が欲しかったので。
ただ吉田杏選手を見ていると、若い姫野選手を見ているようだった。おそらく来年は姫野選手の代わりになっているだろう(笑)。
――風が強い中、ラインアウトの失敗が少なかった理由は?
ジェイク・ホワイト 吉田康平選手をプロップからフッカーにコンバートして、あれだけ風が強い前半でミスが1つも無かった。コールもスローイングも非常に良かった。あの状況でプレッシャーもありながら素晴らしかったと思う。
――吉田康平選手をコンバートした理由は?
ジェイク・ホワイト 大きなフッカーが好きだから(笑)。
――代表に選ばれたヘンリー ジェイミー選手。彼のスピードは日本にとってもプラスになると思うか?
ジェイク・ホワイト まずは代表に選ばれた、茂野選手、姫野選手、ヘンリー ジェイミー選手に敬意を表したい。チームとしてようやく3人の代表選手を輩出できたことは喜ばしい事だ。ジェイミーの今日のプレーは素晴らしかった。
ただ、日本代表に選ばれたいのならば、あれよりも良いプレーをしなければいけない。日本代表には、非常に良いアウトサイドバックスが多くいる。代表クラスで活躍したいのであれば、まだまだ伸びしろはあると思う。