トップリーグカップ順位決定戦1回戦〔1月13日〕/コカ・コーラvs日野/試合レポート

TopLeague

コカ・コーラレッドスパークス vs 日野レッドドルフィンズ

日野

平成31年1月13日(日) 天候:晴れ ミクニワールドスタジアム北九州【福岡】

11:30キックオフ

コカ・コーラレッドスパークス 日野レッドドルフィンズ
前半 後半   前半 後半
2 3 T 0 1
2 3 G 0 1
0 0 PT 0 0
0 1 PG 0 0
0 0 DG 0 0
14 24 0 7
38 合計 7
反則
PK FK PK FK
3 2 前半 5 1
4 0 後半 3 0
7 2 合計 8 1

記者会見

日野レッドドルフィンズ

〔監督〕細谷 直
今日のカップ戦はトップリーグの残留が決定後に臨む試合で、トップリーグのチームとして相応しい試合をするはずだったが、このような結果になり申し訳ないと思う。
むしろコカ・コーラさんは、来シーズントップリーグから降格するにも関わらず、クオリティの高い試合をしっかりとしていた、本当に素晴らしいチームだと思った。モチベーションを保つことが難しい状況の中、あのような試合ができたということは、永い間トップリーグに居続けたチームの責任、それを肌で学んだが、意地を見せられなかった不甲斐ない試合だった。
最終戦は、トップリーグのチームとしての責任をしっかりと果たしていくゲームにしないといけない。メンバーがどうのこうのではなく、ピッチに立った人間がそれを果たしていく責任が無かった、それだけだと思う。

〔ゲームキャプテン〕ニリ・ラトゥ
新年一発目の試合でこのような結果になってしまい、非常に残念に思っている。一週間しっかり準備を行い、自信を持って臨んだ試合だったが、ゲームをコントロールできなかったという大きな教訓をコカ・コーラさんから得た。
次のゲームまで一週間あるので、そこは一生懸命練習をして、次のシーズンに向けたゲームにしたい。

日野

――今シーズンを振り返った感想を。

細谷 直 まずあと一試合、責任感を一人一人が持ち続けて戦っていかなければならないし、残る資格があるということを見せることが大事だと思う。
今シーズンを振り返って、トップリーグでの常連チームを含め、距離感をしっかりと見定めることができたというシーズンだった。十分に戦えたところ、あるいは大きな差があったところがしっかりと掴めたと思うので、来シーズンに向けて、我々がトップリーグに残るに値する評価を得られるようなチームに進化していかなければならない。
ポイントはセットプレイだと思っているが、メンバーが変わったときに大きな漏れが出てしまい、今日出場したメンバーのトップリーガーとしての自覚・プライドが大きな差だと思ったし、全体的な底上げが必要だと感じたシーズンだった。まずは来週、意地を見せないといけない。

――今年はワールドカップイヤーでトンガ代表としても大事な年だと思うが、その点は?

ニリ・ラトゥ まずは今シーズン日野と言う素晴らしいチームでプレイすることができ、大変感謝している。非常に理解あるチームで、私がトンガ代表とプレイできるようにご配慮いただいているし、自分の責任としてしっかりやっていこうと思っている。

細谷 直 ニリ・ラトゥは、日本のラグビーに永い間大きな貢献をしている選手であり、チームとして最大限サポートをしていきたい。


コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラ

〔ヘッドコーチ〕アール・バー
「本日はありがとうございました。」
一年間やろうとしていたスキルをやり切ること、自分の役割をやり切ること、セットピースを大切にすることが、今日の試合でやっと出すことができた。トップリーグではそれを出すことができず、勝利につなげることができなかったが、また来週同じようにやりたいと思う。
特に山北ゲームキャプテンがリーダーシップを発揮し、うまくチームをまとめてくれたことが大きかったし、勝利をメンバーがとても喜んでいたので、継続させたいと思う。

〔ゲームキャプテン〕山北純嗣
「本日はありがとうございました。」
昨年降格が決まってしまったが、シーズンの最初から最後まで、自分たちのミスで全ての試合が悪い結果に繋がっていた。試合の中でミスは必ずあるが、ミスに対して落ち込んでしまうという雰囲気がとても嫌で、起きたことに対して後には戻れないので、常に前を向いてグラウンドの中でやっていこうと声を掛けていた。
今日も何度かミスはあったが、80分間チーム全体が前を向いてやれた結果が今日の試合に繋がったと思う。
来週の試合がラストになるので、しっかり勝ちに行き、このチームでできる最後の試合を笑顔で終われるよう、チーム一丸となって戦いたい。

――入替戦が終ったあとのカップトーナメントということで、気持ちの切替が難しかったと思うが、どのようにチームを奮い立たせてこの試合に臨んだのか?

アール・バー 私が特に何をしたということは無いが、入替戦終了後に数週間あり、選手自身が試合に出てアピールしたい、次のシーズンに繋げる試合をしたいといった気持ちや、ミーティングを行い自らモチベーションを上げる努力をしてきたと思う。

――ゲームキャプテンとして、チームメイトにどのような話をしたか、それと2019年地元での初試合で勝利したが、具体的に何が良かったのか?

山北純嗣 昨年はコーチから指示を受けたことをグラウンドで表現できず、今回はコーチから指示をしっかり受け止め、自分たちを信じ、コーチを信頼してやり抜く、やり続けるということを言った。そして苦しい時はあるけど、皆で乗り越えるということが今日は出来たと思う。

――アール・バーヘッドコーチは今シーズン二年目だったが、自分のラグビーはチームに浸透したと思うか、後悔する点や反省する点などは?

アール・バー 後悔しているのは、やはり入替戦で負けてしまったといところ。選手は仕事もハードでバランスを取ることがとても難しかったと思う。私が来てからスキルは確実に上がっているとは思うが、ポテンシャルを出し切れなかったのは残念に思う。

――山北選手は5年目のシーズンだが、チームとして6期連続入替戦に出ていることに対して強く感じていることは?

山北純嗣 シーズンを見ていく中でとてもいいゲームが何度かあり、強豪チームに引けを取らないポテンシャルもあるが、浮き沈みが激しいと感じている。負けた試合を引きずってしまい、次の試合に向いてなくてネガティブになって負けてしまうことが多々あったと思う。
今後は終わったことは忘れて、次の試合にフォーカスできるような環境にしていかなければならないと感じている。

今日も負けてしまったが、来週に向けてしっかりフォーカスして行きたい。


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フォトギャラリー

  • 【第1試合】 11:30 キックオフ
    コカ・コーラレッドスパークス vs 日野レッドドルフィンズ
  • 【第2試合】 14:00 キックオフ
    Honda HEAT vs 宗像サニックスブルース
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