トップリーグ第3節〔3月6日〕/キヤノンvsパナソニック/試合レポート

TopLeague

キヤノンイーグルス vs パナソニックワイルドナイツ

キヤノン

2021年3月6(土) 天候:くもり 昭和電工ドーム大分【大分】

14:00キックオフ

パナソニックNo.18ヴァル アサエリ愛

【マン・オブ・ザ・マッチ】
パナソニックワイルドナイツ:No.18 ヴァル アサエリ愛


キヤノンイーグルス パナソニックワイルドナイツ
前半 後半   前半 後半
0 0 T 1 5
0 0 G 0 4
0 0 PT 0 0
0 0 PG 2 1
0 0 DG 0 0
0 0 11 36
0 合計 47
反則
PK FK PK FK
6 0 前半 3 0
4 0 後半 2 1
10 0 合計 5 1

記者会見

キヤノンイーグルス

〔監督〕沢木敬介
前半はファイトする姿勢が見えていたし、前回のゲームの悔しさをしっかりと出せていたのは収穫でもある。課題もまた継続的に改善していかなければならない。
この(キヤノンの)ラグビーをやるにはスキルがすごく大事で、今日も前半にトライチャンスをしっかり仕留めていれば、また違う流れになっていたと思う。
ただここは我慢強くやっていくしかない。強い神戸製鋼、パナソニックというチームとやれたので、今後更に貪欲に成長していきたい。

〔キャプテン〕田村 優
負けてしまったが、セカンドホームで試合ができたことは嬉しかった。
試合自体は、前半に2本くらいトライを獲るチャンスがあったが、そこを逃して流れを上手く掴むことが出来なかった。
しかし、今まで自分がキヤノンに所属してあまり見えてこなかった部分がチームに徐々に出始めてきた。しっかりとしたマインドセットで試合に臨むことができているので、そこに関しては満足している。
自分たちが技術足らずで負けた試合だと思っているので、パナソニックさんに力負けしたという事でそこまで悲観していない。

キヤノン

――前節の記者会見でチャレンジする姿勢が見られなかったと言われていたが、練習においてどのようにチャレンジする姿勢を落とし込んだのか?

沢木敬介 チャレンジする事を落とし込むというよりは、しっかり準備してやってきたことを勇気を持って挑戦する、ということだ。

田中史朗 選手
前半はすごく良い状態で出来たが、後半疲れが出たり集中力が切れた時に点を取られ、良くない流れになった。
前半は良い状態だったし、もう少しアタックでチャンスを生かし切る場面があれば、もっと良い試合になったのではないかと思う。

キヤノン

――今日の対戦相手のパナソニックは田中選手にとって古巣にあたるが、どのようの思いで試合に臨んだのか?

田中史朗 元々いたチームで楽しみにはしていたが、感情を入れてしまうとプレーもおかしくなってしまうので、あまり意識せずに「パナソニック」というチームという思いで試合をさせていただいた。

――昨年の11月に田中選手も大分に来られ、大分県が来季からセカンドホストエリアになった。今日の会場の雰囲気や、これから先はここで年間何試合かあるという事を前提に、大分のラグビーファン、キヤノンファンに向けてメッセージをお願いしたい。

田中史朗 今日試合をさせていただいて、また前回も日本代表でさせていただいて本当に最高の環境でさせてもらえるというのは凄く素晴らしいこと。ここで大分のファンの方々にラグビーを見てもらえるというのもひとつだが、やはり僕たちキヤノンが勝つ姿を見てもらうためにはもっと努力をしないといけないし、大分のラグビーを盛り上げるためにも、キヤノンイーグルスが日本ラグビーの上に立って頑張れるよう、もっともっと努力したいと思う。「これからも応援宜しくお願いします。」


パナソニックワイルドナイツ

パナソニック

〔監督〕ロビー・ディーンズ
今日選手たちは非常に強固なパフォーマンスを発揮してくれた。
今年は例年と異なる事が沢山あったり、今日も遠征でチームとして新たな経験だったが、選手が出してくれたパフォーマンスに非常に満足している。
チームのマインドセットを示す指標が我々は2つあると考えている。
それはディフェンスとセットピース。今日はその2点において非常に良いパフォーマンスを選手たちが発揮してくれた。
更にもう一つ付け加えるとすれば、ディシプリン(規律)。今日は選手たちの規律は非常に素晴らしかったと思う。

〔キャプテン〕坂手淳史
大分のこの素晴らしいグラウンドで、約7,000人のファンの方々の前でプレーすることができたのがとても嬉しかったし、とても楽しかった。
ゲームに関してはロビー監督が言う通り、チーム全体の我慢強さが大きく出たゲームだと思うので、今週のゲームの準備に関してもとても満足している。
特にスクラム、セットピースで相手にプレッシャーを掛け続ける事ができたのも収穫だったし、更にレベルを上げていきたいと思う。
ただ1つ、0点には抑えたがまだまだもっと脅威になるようなディフェンスができると、ディフェンスリーダーから試合後に話もあった。来週太田(本拠地)に帰って1週間ディフェンスをもっと脅威になるよう、また強固にしていきたいと考えている。

――開幕してから3試合を行ったが、どの部分が開幕時と比べて良くなったと思うか?

ロビー・ディーンズ 3試合を経て、チームは現在行っているラグビーへの信頼と自信を深められている。あとは選手同士のコネクション(繋がり)というのを、試合を重ねることで手に入れる事が出来ている。来週はドコモ戦を控えていて、彼らも現在好調なパフォーマンスを見せているので、我々もその試合に向けて準備をしていきたい。

――だまだディフェンスを脅威にできるという事だが、それはどういったところからか?

坂手淳史 特に前半、少しコミュニケーションの部分が疎かになっていて、個人でディフェンスをしている時間帯があった。そこは全員が喋らないといけないし、キヤノンさんのアタックでオープンに行き逆サイドに行ってと両サイドにアタックがあったのだが、そこへのディフェンスで逆サイドが休んでしまい、コミュニケーションが疎かだと感じる事が多々あった。もっとコミュニケーションを取れれば、相手を前で止めれるディフェンスになると思うので、そういった点をもっと伸ばしていきたい。

パナソニック

福岡堅樹 選手
前半苦しい時間もあったが、チームとしてそこを0点で抑える事ができたというのは一番の評価できる基準かと思う。
また、後半はバックスも自分たちの形でトライをしっかりと獲ることができたし、チームとしても次に繋がるような試合になった。

ヴァル アサエリ愛 選手
最後、勝ち切れて本当に良かった。来週のNTTドコモ戦に向けてみんなで良い準備をし、良い試合で勝てるように頑張りたい。

――ディフェンスの部分ではバックスの選手も積極的に動いていたと思うが、どのような手ごたえがあったか?

福岡堅樹 まず相手が近いところ、強いところを縦でゲインを狙ってきた中で特にインサイドの選手たち、9番・10番だったりCTBのディフェンスが凄く、そこで止める事が出来ていた。相手を勢い付かせることなく、上手く止めれていたのかなと思う。
外の部分は、多少コミュニケーションがもっと取れていたと自分自身も反省点があるので、そこはしっかり次に向けて1つ1つ修正していきたい。

――残り試合が少なくなったが、今後の意気込みは?

福岡堅樹 残り少ない試合になるが、1試合1試合自分自身が後悔しないよう、目の前の試合を100%でしっかりと自分らしいパフォーマンスを出したい。またそこがチームの勝利につながるような、そういうプレーが出来るよう、みんなの記憶にも良いプレーを残せるように1つ1つ楽しみながらやっていきたい。

――今日、後半に1トライを獲り自身のトライの嗅覚や意欲が見えたが、評価としてはどうだったか?

福岡堅樹 ウィングの仕事の1つとしてトライを獲りきるという事があるので、前半いくつかチャンスがあったところでもう少し周りを生かすプレーもできたかなと反省もある。最終的には自分の形でトライを獲れたのは収穫ではあったと思う。 ただ、もっと周りのことも考えたプレーを、早めにコミュニケーションをとってやっていきたい。

――チームでプレーする時間も少なくなってきているが、竹山選手を含めてウィングの後輩に伝えたい思いはあるか?

福岡堅樹 まず試合に自分が出る事で、そのプレーから少しでも何か学んでもらえる事があれば良いかなと思う。 あとは普段の練習から1つ1つのウィングのシュチュエーションで、どういうことを考えてプレーしているかはしっかりと伝えている。それが最終的には上手くつながって、日本代表だったりそういうところで活躍できる選手になって欲しい。

――勉強とラグビーを両立されていたという事で、体の衰えなどは感じたりしたか?

福岡堅樹 純粋に両立の部分なのか、コロナ渦による試合勘の鈍りなのかははっきり分からないが、まだまだ自分の1番のピークの時に比べれば足りない部分もいくつかある感じている。試合を重ねていく中で、少しでも自分の最高のパフォーマンスに近づけていけたらいいと思う。

――スクラムの部分で手ごたえを感じていたか?

ヴァル アサエリ愛 スクラムは非常に良かった。何度もペナルティを獲れたのは1週間の準備が良かったからだと思う。


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