第60回全国大学選手権大会2回戦〔11月26日〕/福岡工業大学vs中京大学/試合レポート

福岡工業大学 vs 中京大学

福岡工業大学
中京大学

令和5年11月26日(日) 天候:晴れ/無風 ベスト電器スタジアム【福岡】

13:00キックオフ

福岡工業大学 中京大学
前半 後半   前半 後半
2 2 T 1 2
2 1 G 1 2
0 0 PT 0 0
1 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
17 12 7 14
29 合計 21
反則
PK FK PK FK
6 0 前半 7 1
7 0 後半 6 1
13 0 合計 13 2

記者会見

中京大学

中京大学
中京大学 中本監督、谷中主将

〔監督〕中本 光彦
我々中京大学は25年ぶりの大学選手権ということもあり、 チャレンジャーのつもりでしっかり準備をしてきた。
選手は非常によく頑張って、自信に満ち溢れて来ることができた。
勝機はあったと思うが、福岡工業大学の粘り強いディフェンスと巧な展開に、経験値の差が出たのが反省点だと思う。
通用したところも多々あったったので この試合を糧にまた福岡工業大学の胸を借り、全国を目指して今後も頑張っていきたい。

〔主将〕谷中 廉
試合の内容としては、自分たちの思うようにいかない展開が長く続いた。
最後のラスト10分では自分たちの持ち味を出せたが、時間が間に合わず、このような結果となった。
自分自身としても、この1年間、3回戦突破を目標に、チームにも厳しいことを言い、厳しい練習もしてきた。
でも最後に最高の仲間と、最高のスタジアムで悔いのない形で終われたと思う。
自分らの全力をを出し切った結果、福岡工業大学がそれより上だったということだ。

――ペナルティが多く勝機を逃したようだが、そのあたりはどうだったか?

谷中 廉 自分たちのミスがペナルティにつながったり、ボールロストなったことが多かった。
それは自分たちのミスではあるが、福岡工業大学のプレッシャーにミスを誘われたとことが多かったと思う。

――通用した部分はどういうところか?

中本 光彦 フォワード戦や、バックスで数的優位な場面では練習通りにできた。ただ、その回数を思ったより増やせてやれなかった。今後の改善点である。

――No.8ムートン選手の活躍が少なかったのは、相手にマークされたいたからなのか?

中本 光彦 やはりマークされていたし、使い所をいくつか準備していたが、いい形でボールを回せる回数が少なかった。福岡工業大学のプレッシャーが強かった。

――どういうところに相手との差を感じたか?

中本 光彦 自陣深くでの局面でチャンスに移行させるのが上手かった。時間の使い方、展開などが全国に通用すると感じた。

――チームの成長をどう感じたか?

中本 光彦 キャプテンを中心に、遅い時間まで自分たちで自主的に練習に取り組んでいいた。
選手はチームのために練習をし、試合に出れない選手も準備や応援の練習をしたり、一体感のあるチームとなった。


福岡工業大学

〔監督〕宮浦 成敏
中京大学は想定以上にスクラムの重量感があって非常に重く、ラインアウトもこれまでに100%近い確率でマイボールを取っていた。
できるだけそういったところを避けた展開を考えていたが、自陣にいる場面が長くペナルティも重なり、キック合戦となってしまった。
一方的な時間が30分くらいあったが、数少ないチャンスで得点が取れた。
ディフェンスが安定してきたと思う。
スクラム、ラインアウトがもう少し安定すれば、これからも勝機を目指せる。
選手たちは、ディフェンス時間が長いにもかかわらず良く耐えた。

福岡工業大学
福岡工業大学 宮浦監督、山田主将

〔主将〕山田 晋
前半、後半ともにディフェンスの時間が長かったが、福岡工業大学らしいディフェンスから前に出て、チャンスを物にできたことが大きな収穫だった。
自信を持っていたスクラムは劣勢な状況が多かったが、それでも勝ちを得られたのが良かった。

――相手チームに対して、どのような意識を持って臨んだのか?

宮浦 成敏 福岡工業大学の長い歴史の中で、ディフェンスからアタックを組み立てることがDNAにある。中京大学は1回戦から勢いづいていたので、ディフェンスに立ち戻る、ということをコンセプトにしていた。

――タックルはどうだったか?

宮浦 成敏 練習の時から低く入ることを言っていたが、レフリーを含め判断がきわどいため、微妙な低さを意識した。

――中京大学はゲームプランにやられたと言っていたが?

宮浦 成敏 決まったストラクチャがあり、その中でエリアをしかっり取っていた。キック合戦になってしまい、うまく機能しなくなった部分もあったがプランはうまくいった。

――対戦相手が決まってから、どういうことを意識して練習してきたのか?

山田 晋 全国大会となるとディフェンスの時間が長くなるのがわかっていたので、どうアタックに繋げるのかをフォーカスして練習してきた。

――少ないチャンスの中で取りきるというところは、何が良かったのか?

山田 晋 フォワードのゴール前でのコンバットというのは自信があったので、そこで取りきれることができた。自信にも繋がり、今後の良い影響にもなったと思う。

――次に向けての目標は?

宮浦 成敏 昨年、同志社大学とは前半いい試合ができたが、モールで苦戦した。関西に再チャレンジできるのは楽しみでもあるし、ディフェンスと数少ないチャンスを生かすことが目標である。次は勝に行きたい。

山田 晋 昨年、ベスト8の壁を越えられなかった。目標のベスト8まで1勝なので、ディフェンスから流れを作り、チャレンジャーとして積極的にいきたい。

――前半、立て続けにペナルティからラインアウトを展開していたが、セットプレーを狙っていたのか?

山田 晋 予想していなかったが、少ないチャンスでトライをしっかり取りきった。

宮浦成敏 選手がショットではなく強気でトライを取りにいったことが良かった。キャプテンを含めしっかりゲームプランができていた。


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