第57回全国大学選手権大会1回戦〔11月21日〕/福岡工業大学vs八戸学院大学/試合レポート

福岡工業大学 vs 八戸学院大学

福岡工業大学
八戸学院大学

令和2年11月21日(土) 天候:晴れ 春日公園球技場【福岡】

13:00キックオフ

福岡工業大学 八戸学院大学
前半 後半   前半 後半
2 5 T 1 1
1 3 G 0 1
0 0 PT 0 0
0 0 PG 2 1
0 0 DG 0 0
12 31 11 10
43 合計 21
反則
PK FK PK FK
3 0 前半 3 0
2 0 後半 6 0
5 0 合計 9 0

記者会見

八戸学院大学

八戸学院大学

〔監督〕工藤祐太郎
まず、このような状況の中にもかかわらず試合を開催させていただき、誠にありがとうございました。
前半は、ゲームプランをゆっくり行うラグビーとして遂行でき、何とか点差を離されず付いて行けました。
しかし、残り後半20分のところで、こちらとしてやりたいラグビーを福岡工業大学さんにやられてしまったな、というところはあります。
なんとか食らいつけたところはありましたが、非常に差を感じたゲームでした。

〔キャプテン〕仲澤 巽
本日は本当にこのような機会をいただきありがとうございます。
八戸学院大学がやってきたゲームプランが前半はできたが、後半、福岡工業大学さんの力に一歩及ばなかったところがありましたので、それを来年、また全国大会に戻ってきてしっかり繋げていきたいと思っています。

――敵地、福岡での試合で且つコロナの状況の中、コンディションや移動等を含めて気を付けた部分、また試合までのコンディションはどうだったか?

工藤祐太郎 まずコンディションの方は特に問題なく順調にできていたと思います。
ただやはりコロナの影響で、移動の面での普段通りではないところがありましたし、宿泊施設内で特に気を遣う部分もありました。しかし、四月、春の段階からそういったところはチーム全体として非常に意識が高まってきたと思いますので、特段この遠征に関して不安なところはありませんでした。


福岡工業大学

〔監督〕宮浦成敏
八戸学院大学さんはフォワードが大きく、重たいイメージがありました。
最初からボールを展開しようとしましたが上手くいかず、キックに切り替わってしまい勢いを無くしてしまいました。
我々のラグビーが出来ないままでしたが、最後の15分でやっと我々のラグビーが出来て、そこから点数を引き離したというところです。
次回はしっかりフォワードで前に出てボールを動かす、そういうラグビーをやっていきたいなと思います。

〔キャプテン〕香山海渡
前半は試合の入りから自分達のペースをつかむ事が出来ず、少し焦った部分もあって、自分達のアタック・ディフェンスが上手く出来ない状況でした。
監督も言ったように、後半の15分から自分達のペースを取り戻して、そこからはやっと自分達のラグビーが出来たかなという感じなので、次の試合に向けて試合の入りの部分を修正出来たら良いなと思っています。

矢野裕康
八戸学院大学さんは、良いフォワードで自分達も苦しい時間があって前に出る事が難しかったけれど、後半はリザーブが活躍してくれたので良い試合になったと思います。

福岡工業大学

――キックに切り替わったのは八戸学院大学の重圧、プレッシャー、ゲームプラン・・・どういった所で自分達のペースに持ち込めなかったのか?

宮浦成敏 FW同士の展開になってしまい、何とか学生達がゲームを組み立てようとしていました。
ハーフが相手の裏にキックを蹴り込んだ形で想定外の事が起こって、それが何故起きてしまったのかは私自身わからない状況ではあります。

――ピッチ上で焦ったという言葉はあったが、何か圧力とか気迫とか感じる部分があってゲームプランに影響したのか、またそれをどう修正したのか?

香山海渡 セットプレー、特にスクラムでプレッシャーを感じてボールを出せなかったり、フェーズ中にFW同士の戦いでゲイン取れなくて外に上手く展開出来ませんでした。
エリア取りに行こうとしてキックに切り替えたんですけど、キックも八戸学院さんに上手く処理されてしまう場面もあって、そこでいつもやっている自分達のラグビーが出来なくなってしまい、焦りが出てしまいました。

――実際にスクラム、セットプレーなど接点の部分で今日の前半感じるところとは、どういった部分があったか?

矢野裕康 分析する時間も、映像もあまりなかったのですが、フォワードのインパクトが予想以上にあって、自分達の対応が遅れて後手に回りました。
話し合って修正していけたらと思います。

――(矢野選手の)おばあさまが応援に来られていて、大学選手権と言う晴れ舞台で勝利する姿を見せられた事に関しては?

矢野裕康 小3で母が他界して以来、祖母にお世話になっていまして、中学生の頃も沢山迷惑をかけてきています。
高校・大学とラグビーをやる事でいい試合を観せたりして、恩返しができて良かったです。

――朝日大学戦について、2年前も点の取り合いで激しい試合だったが、今回どういった展開を予想し、どういった形で勝利するイメージをしているのか?

宮浦成敏 我々は、キャプテン中心に強い志でアタッキングラグビーという事を掲げました。
そのアタッキングラグビーと言うのは、まずディフェンスからしっかりやって行こうと言う事で、しっかり前で相手を倒していこうと。
それから、ターンオーバーから我々のアタッキングに持ち込んでいくと。
このキャプテンと一緒に考えたフィロソフィーをしっかり生かしながら、これを中心にゲームを組み立てていければ。
やはりディフェンスから前に出るっていうイメージを壊さないように。
アタック力はキャプテン中心に後ろから判断が出来る選手が揃っているので、そういう中心線を逸脱しないようにそこから福工大のラグビーをしていければと思います。
次は相手も強いですし、本当の勝負と思いますが、福工大のラグビーをキャプテンがやってくれると思っています。

――次の試合のプラン、イメージは?

香山海渡 アタッキングラグビーを自分達は掲げているので、まずはディフェンスから、攻撃的なディフェンスを仕掛けていく事です。
ロースコアに持ち込んで、自分達のアタックが通用する部分もまだまだあると思うので、まずはディフェンスから仕掛けて、ディフェンスで勝っていきたいです。


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